両陛下に感謝
2019.04.30

天皇皇后両陛下のご負担、ご労苦、ご心労には、想像を絶するものがあることでしょう。
３０有余年にもわたる激務に、心からの感謝と敬意を捧げるものです。

その一つとして、平成２１年１１月１６日から１８日まで、大阪府に行幸啓になり、諸事情を視察されました。

当時、府議会議長のゆえを以て、両陛下が大阪にご到着になる飛行機の出口から、京都御所にお入りになるまで、３日間、昼夜を問わず随伴させていただく栄誉に浴しました。

食事はもちろんのこと、ご休憩の折に小さなお部屋で親しくお話しさせていただく機会もあり、たいへん緊張したことを思い起こします。
そのような折にも両陛下は常にご配慮を欠かされず、もったいなく、頭の下がる思いをいたしました。

せっかく大阪にお越しいただきながら、大阪のにぎやかな夜を楽しんでいただくこともなく、大阪らしいものも食べていただけず、まことに申し訳ない思いもしたところです。

行幸啓の折には、交通はすべて規制、阪神高速もストップになり、専用の道路まで整備されます。
他日、首相随行の機会も得ましたが、大きな交通規制などはなく、両陛下の折とは全く対応が違います。

寒かろうと雨が降ろうと、ずっと窓を開けて手を振っておられる両陛下のお姿には、常に感銘を受けます。

重ねて、両陛下の激務に感謝と敬意を捧げ、明日からは、ゆっくりお休みいただくことを願います。


政治利用になってはいけませんので控えてきましたが、私も議員を退任し、陛下も退位の日を迎えられ、あらためて感謝の思いをもって、披露させていただきました。