2015.12.23
１２月２２日、議会後半の議決が行われ、９月議会が閉会しました。
主な議案としては、
①「公立大学法人大阪府立大学に係る中期目標の一部を変更する件」
②「中学生・学びチャレンジ事業費に係る補正予算」
③「大阪府議会議員の議員報酬削減の特例」
④「大阪会議の設置に関する条例一部改正の件」です。
①に関しては、あくまで府大を運営する法人の中期目標の変更であり、直ちに府大と市大が統合されるわけではないこと、
統合ありきではなく、両大学のあるべき様々な姿を大阪会議などの場で議論していくことを申し添えて賛成し、可決されました。
②に関しては、絶対評価が適正に行われるためには、新たにテストを実施せずとも既存の中学二年生のチャレンジテストを活用することや、絶対評価の結果を学校ごとに可能な形で公表しガラス張りにすることなどで、十分対応できること、
毎年１億円を使って新たなテストを実施するのではなく、その予算をスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなど学校現場にとって真に必要な事業に充てるべきであるため反対しましたが、賛成多数により可決されました。
そもそも中学校の状況が様々であり、にもかかわらず子どもたちを一つの基準ではかることは必ずしも公平ではないと考えます。
また、文部科学省から、全国統一テストを入試のための評価に使うのは目的が違うと言われ、その代わりに大阪府独自で行うというのは、知事のエゴです。
評価は、今あるテストと先生の判断で十分に可能です。
学力テストは必要ですが、結果を子どもたち教育に活かすことが重要であって、テスト結果の数字だけを以て子どもたちを評価することには反対です。
③に関しては、府の厳しい財政状況を鑑みて、府議会としても率先して財政再建に協力するため、我々は議員報酬三割削減の条例を維新と公明と共同で議案を提案し、賛成多数で可決しました。
④に関しては、前回の議会で可決されましたが、知事により再議に付され否決されていた条例改正案における、再議理由部分（会長の解任規定）を削除して、今回我々が新たに提案して可決されました。
一刻も早い大阪会議の開催を求めます。
これからも是々非々で、府民のために尽力して参ります。
