80周年に思う
2014.11.15


小学校の80周年記念式典に参加しました。
長年にわたって学校、保護者、地域が一体となって子どもたちを大事にしてきたことがよく感じられる、気持ちの良い式典でした。
子どもたちもたいへん落ち着いていて、姿勢正しく着席し、感謝の言葉もはきはきとしており、いい教育ができていることを実感しました。
清潔な校舎、整った設備、おいしい給食、地域の応援、立派な先生方、充実した教育内容と、恵まれた環境にあるものと感じられました。

世界を見れば今この瞬間も、戦争のまっただ中に置かれ犠牲になっている子どもたち、日々の食べ物にも事欠いている子どもたち、毎日休みなく16時間もの肉体労働を強いられている子どもたち、学ぶ機会を与えられていない子どもたちなど、比べものにならない悲しい現実を生きている子どもたちがたくさんいます。

欲を言えばきりがありませんが、我が国の子どもたちがこれだけの恵まれた教育環境を与えられていることはまことにありがたく、これからもこうした状況を守り続けていかなければなりません。

学校が建てられた80年前と言えば、東北では飢饉が発生するほどの、我が国も今日とは比較にならないまだまだ貧しい時代、その貧しいなかにあって自らは我慢をしながら、学校を作ろう、教育をしよう、子どもたちを大事にしようとした先輩方の気高い精神にあらためて深く敬意を表するとともに、これがあたりまえと思うことなく努力を重ね、未来に対する現在の私達の責務を果たしていかなければならないとの思いを強くしたところです。