中学校創立７０周年で挨拶
2017.10.12

戦後、創立された新制中学校が今年、７０周年を迎えています。
先日も地元の学校の祝賀の行事に伺い、歴史をふり返りました。
７０年前の昭和２２年は戦後の混乱がようやく落ち着いてきたものの、まだ焼け跡が残り、家もなく食べものにも困る人たちも多くいました。
そうした中で、学校を始めよう、中学校を作ろうとされた当時の方々の見識に、心からの敬意を表します。
我が国は資源に恵まれない国であり、その我が国が世界に誇る唯一の資源は人材です。
その人材、即ち人間の努力で世界にも希な、豊かで平和な国を作り上げることができました。
ますます厳しくなる国際競争の中で、次の時代も、その次の時代も、この豊かさと平和を引き継いでいくために、教育はひとときもゆるがせにできない、最も重要な課題です。
教育に対する多くの人たちの理解が、さらに深まることを願います。
と、ご挨拶させていただきました。