がんばろう東北・関東、がんばろう日本
2011.03.15

想像を絶する自然の脅威である。人間がいかに無力な存在であるかを思い知らされた。
犠牲となられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、今まず為すべきは生きながらえた方々、避難されている方々への支援であろう。
水、食料、衣料品、医薬品、燃料、情報を、国を挙げて届けなければならない。
遠く離れた大阪から案ずるばかりではあるが、せめてベトナムよりの外電を紹介し、被災地の方々に深甚の敬意を以て励ましたい。

　「怒鳴り合いもけんかもない」「本当に強い国だけがこうした対応ができる」。ベトナムのメディアは、東日本大震災での日本人の冷静な対応ぶりを、在日ベトナム人らが驚き称賛する声を伝えた。

　「防災訓練を受けていても怖いはずなのに、誰もパニックに陥る人はいない。自分の仕事に集中し、連絡を取り合っていた」。日本で働くある女性はインターネット新聞に「われわれが学ぶべき多くのことが分かった」と語った。

　ある留学生は、長い列をつくってバスや公衆電話を我慢強く待つ光景などを挙げ「皆が冷静に秩序だって行動していた」と称賛。別の留学生は、教師が子どもたちを誘導する姿など、行政当局者から民間人までの素早い対応ぶりに驚いたという。

　さらに「こうした強さゆえに、日本人は世界で最も厳しい条件の国土で生き抜き、米国に並ぶ経済レベルを達成できたのだ」とたたえる声も伝えられた。（2011.3.13 22:29 共同）

希望と誇りを持って、がんばろう東北・関東、がんばろう日本。