本来の力が弱まってはいないか
2016.09.10

９月２７日から始まる秋冬の議会に向けて、連日、議案や主な施策についての、各部局からの説明会が続きます。

その以前には、議員団での政策勉強会、関係する箇所の視察などを重ねてきました。

その説明会においては各議員から熱心な質問が続きますが、常に時間不足の状況です。

ただ昨日の説明会においても各部局の説明は、府立大学と市立大学、工業研究所、港湾など、府と市の施設統合などのことばかりが中心になり、経済、教育、医療、福祉、防災などの大事な中身の議論が後回しになっています。

健康医療部の説明も、保健衛生研究所の統合と府立病院の名称変更が中心であり、問題となっている「はしかの蔓延」に関しての認識があまりに甘く、多くの議員から厳しい指摘が相次ぎました。

副首都、府市の統合、カジノや万博など派手なことばかりに手を取られて、目の前の大事な課題に対処する大阪府、大阪市の本来の役割、力が弱まってはいないか、案じられます。