交番機能の充実
2018.06.30

富山の交番襲撃事件で亡くなった警察官と警備員の方に、深く哀悼を捧げます。

ちょうど先の府議会の警察常任委員会で、「交番の役割」について質問と提言を行ったばかりでした。
交番は世界に誇るわが国の、安全安心のための優れたシステムであり、交番制度を取り入れる諸外国も増えています。

府民のみなさんから、交番を増やしてほしいとの要望がたくさん寄せられます。
一つ交番を作るとなると、交替を含めて、最低６人の警察官を増員配置しなければなりません。
富山の事件を見るまでもなく、今や警察官といえども単独行動は危険なのです。

一方、地域の巡回や事件事故の初動対応などが増加し、交番が留守になることも多くなります。
地域の方からは、もっと地域を巡回してほしい、しかし交番には常に警察官に居てほしい、といった両方の要望が寄せられます。

大阪府警ではこうした状況に対応するため、むしろ交番の集約化、マンモス化をはかっています。
同時に、警察官のＯＢを相談員として交番に配置するなど、交番機能の充実に努めています。

府民の安全と、警察官の安全をともにはかるべく、対応を進めてまいります。