また、或る、お母さんからのメール
2013.03.10


早や、体罰は過ぎ去って、市長やメディアはすでに次のステージに移っているようですが、学校では今、「体罰はなかったか」と、アンケートが行われています。

その体罰に関して、また、或る、お母さんから愛情に満ちたメールをいただきました。
ご了解を得てご披露いたします。
個人名は一般名に代えてあります。

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昨日、長男が学校から『体罰に関するアンケート』をもらって帰ってきました。

24年4月以降、学校で体罰を受けた事があるかどうかといったものです。

お恥ずかしい話ですが長男は数回、先生に叩かれた事があります。
でも長男曰く、『俺が悪かったんやから書かなくていい。あれは体罰じゃなく愛のムチやし、おかんが本気で怒って叩く方が痛いから、あれは体罰じゃない』

私自身も懇談の際に叩いてもらってもかまいませんから、厳しく指導お願いします、と言うてきました。

体罰って…難しいです。


先月、職場体験実習に○○中学校の生徒さんが来てくれました。

今年度、△△中学校から ある意味『名物』だった先生が異動された先が○○中学校。

長女が中学生になって初めての体育祭を観に行った時、まるで軍隊のような(北朝鮮の軍隊みたい)行進、準備体操に驚きました。
でも長女はなぜかその体育の先生が大好きで慕ってました。

昨年、長男が中学生になって初めての参観の時に数年振りに先生に会いました。
『あれ?お母さん、今日はどうされたんですか?』と先生が声をかけて下さったので『弟が入学したので、またお世話になります』と応えたら…
『あ!あの子がそうか、昨日、ちょっとしめあげた…小さかったのに!』と先生びっくりされて(笑)

怒る時はしっかり注意して下さり、体育の授業中には長男に、『無理するなよ』とさりげなく声をかけて下さってたそうです。

職場体験に来てくる生徒さんにその先生の事を尋ねてみました。
すると私が驚いた体育祭の行進、前にならえ、は△△中学校でも名物になっていました(笑)
ただ、その生徒さん曰く『3年生の父兄が感動して泣いてましたよ。集団行動ができるなんてって』と話してくれました。

いじめにあってた生徒に全力で守るって言うたとも聞きました。

その先生に叩かれた生徒は長男を筆頭に沢山います(笑)
でも長男も他の生徒も異動された時に一緒に卒業したかったと言うてました。

長男は平成生まれですが思考は昭和の子供みたいです(笑)


結局、アンケートは長男の気持ちを尊重して出していません。

生徒が先生に叩かれた事を自分が悪かったからと納得しているものは体罰ではないですよね。

後日談で長男が先生に、『うちのおかんが怒って俺をしばく時はほんまにヤバイで。おかんは有段者やからな』と言うたら先生が大爆笑されたそうです。

信頼関係があるからこその会話やなぁと思いながらも苦笑いしました。