2002.9.3
私と一緒に政治のこと、生活のこと、地元のことを考えていただける若い世代の会「次代工房」の掲示板では、そのとおりいろいろなことが話されています。
今年の夏は、「性教育」について、熱心な意見交換が展開されました。厚生労働省が中学生向けに発行し、これを見た遠山文部科学大臣が過激に過ぎるとして回収が指示された、「ラブ＆ボディ」事件を契機に、子供たちの性教育は必要か、どうあるべきか、大人の役割は、といった様々な視点からまじめな議論が行われました。私自身も議論に参加しながら、性教育について、たくさんの参加者による、幅広く奥深く充実した、貴重な議論であったと実感しています。
つきましてはここに、その議論を資料としてとりまとめ、子供たちの健全な成長を願う今後の活動の糧とすることとしました。
「次代工房掲示板−２００２年８月」より
○ 「ラブ＆ボディ」について、文部科学省が 待った！「表現が過激すぎる」回収！ それならば すぐに代替の「冊子」なり「教育」を行う必要があるのでは？ ＨＩＶ問題、未成年者の人工・・（俗にいうおろすこと）の増加〔特に中高生の〕を見て、真剣に「知識」として教える必要があると思う。
○ いくら好き同士でも年齢・経済的に大人になってから出ないと、生活していけず生まれてくる子供たちを幸福にすることが出来ないので、大人になるまで「お預け」の話。大人の真似をすると、構造的に最近は早熟で赤ちゃんが出来てしまうので、「快楽」とは真反対の厳格な現実上、夜も寝ないで赤ちゃんのお世話など、子供には絶対出来ない大変なことを教えて子供が大人の真似をしないようにすることが、性教育の根幹でしょう。
○ 命の大切さ 自分を大切にすること そこからスタートしないといけないかも。
○ ピルを女子に勧めたりしてるとか・・・。ピルを飲むのが自衛手段と紹介している。それはおかしい。もっと根本的な問題でしょう。
○ 今日一人普通に育てる経済的負担と２４時間休み無くお乳をあげたり、赤ちゃんのお世話などの肉体的負担の現実は、ゴッコで済まない厳格な責任・義務がいか程のものか、子供たちの「身を以て」教えてあげないと分からない。
○ 子供たちは 子育てとか そこまで考えていないと思います。好きだから？興味本位？、みんな経験してるから？・・etc。低年齢化は 仕方のないことかもしれませんが、大人は できる限り「正しい知識」を教えなければ。
○ 大人の皆さんは誰に教えてもらいましたか？ 知識は年齢を重ねる程ついてきます。手取足取り教えることじゃなし、自分でリスク背負えるか・・・家庭教育ですべきですよ。 理性を教え興味本位の結果がどれだけ大変か・・・親が教えることです。
○ お役所も公的機関も人が窓口なんでしょ！ 本当に親身にお世話してくれるんでしょうか？ 家庭教育が出来ない？ここが問題なんですよね。家庭の悩み本当に打ち明けられますでしょか？
○ 学校教育の基本は「知」「徳」「体」を育むことだと思います。バランス良く！ 現代の「性教育」は「体」だけではなく「徳」も含まれるのではないでしょうか。 当然 正しい知識として学校でも教育すべきだと思います。
○ わが子は男子二人でけっこうつっこんだ「性」の話はしますが、母親は「そういう話は私のいない場所でして・・」 私は、子が娘だったらこんな話はできるかなぁ・・ふと思いました。
○ 私のとこはワイフと二人で話します。というより、私も青さんと同じような発言をすると皆が反発するからかもしれません・・・。男性の場合、興味と発散がついてきますから、どこまで理性で制御できるかが教育になるかもしれません。でも、オープンに家庭で話せるのは大切だと思います。
○ 過激な部分を掲載します。 「ピルは男の子に頼らず女の子が自分で避妊できるのがメリット。世界中で広く使われている薬だよ」 「コンドームによる避妊は失敗が多いんだ。失敗率１２％」 「エッチな想像するのは正常なことだ。マスターベーションするのも悪いことじゃない」 「もしきみが同性愛だと感じるのなら自分の正直な気持ちに従って生きていいと思う」 とまあこんなことが書いている冊子を突然子どもに配布してしまった。 内容の検討をすべきだったと思います。
○ ピル業者の財政支援を受けての冊子の発行が露見し、7月入って産経ではこの冊子を発行した母子衛生研究会という厚生労働省管轄の財団法人の有り方を問う論説が出ている。
○ 我が家では、小さい時から家族でテレビを見ている時、卑猥な場面が出てくると、私の両親は、私達子供に「こんな事をしたら、赤ちゃんが出来る場合があるで〜」と、明るく性教育の入口を作ってくれたと思います。入口のお陰で、小学校の女子だけの性教育は、恥ずかしくなく聞いた思い出があります。性教育は、両親が入口を作ってみては、いかがでしょうか？
○ ウチの場合、卑猥な場面に出くわすと、バチッ、沈黙でした。さかなさんのご両親はご立派でしたね。５年の時、女の子ばかりが教室に集められて、何の話してるんやろって思ったことがありましたが、女性の場合、最低限のことは必要かもしれませんね。私は特別に教えてもらったことはありませんが、不自由しておりませんです、ハイ。
○ 今の性教育って、中学生を対象に、「セックスはいい、但し妊娠や病気には気をつけて」って言うんでしょ。そんなことをすべての中学生にわざわざ教える必要があるのかな。性ということがあまりに即物的にとらえられ過ぎてるんじゃないでしょうか。
○ ホントですか？だったら間違いでしょう。教育としては、愛の無いセックスは否定してほしい・・・・。
○ では、愛があれば中学生でもセックスしてもいいんですか？
○ 愛の無いセックスは、年齢に関係なく否定されるべきです。中学生とか、高校生とか言うくくりではなくね！！ それに、今は未成年の方が 病気の率高いのですよ。うちの子は高校の保健だよりで「おかしいと思ったら、保健室へ相談を・・・」みたいなプリントもらって来て、びっくりしました。現に何人か 病気の子は居たみたいです。 うちの高校生の子には 気をつけやー！と明るく言ってます（もちろん推奨してるわけでは無いですよ！）
○ 私たちの時代に比べて今ははるかに刺激的で、子供たちの感覚も確かに変わってきているのかもしれないけれど、でも本当に今のごくごく普通の中学生がそんなに日常的にセックスに関係してるのかしら。覗いてみたいけれど、その扉は大人になってからでないと開けてはいけない、と思っている中学生の方が多いと思うのです。そんなまじめな中学生に、敢えて露骨な教材を配ることが、却って逆効果にならないかと心配です。神秘的な性の扉を、慌てて開けてほしくはないのです。
○ 中学生って 身体も心も子供から大人になる なんか中途半端な時期ですよね。皆さん歩いてきた道だから ご承知ですよね。性についての経験も興味もピンからキリで、このピンとキリの 「差」って凄くあると思うんです。 低年齢化している。１番の子供を対象に作った本であれば、きっと 大人が読んでも 勉強になるような内容なのでしょうね。じゃあ、中学生の性教育は どうしたらいいのかってなるけど、私は、中学生の時 性教育を学校でうけてないし、難しい問題です。親からも何も教えてもらってないので、自分の子には なるべく オープンな形で自然に話し合えたらいいなとおもっています。
○ 子供とは面と向かって話し辛いテーマですよね。大切なのは、この多感な時期において性欲や好奇心に勝る強い自制心が養われるか否かではないでしょうか。性についての正しい情報や知識を得て理解し、自分でＹＥＳ，ＮＯを判断し行動できるよう大人がアドバイスする。それには大人が先ず、良識を持ってしっかり襟を正すことから始めないと子供たちも納得はできないでしょう。ずっと前に観た映画「青い珊瑚礁」は美しい自然を背景に性や命の尊さが描かれていていたのをふと思い出しました。
○ 進んでいるとはいえ、『性』にうとい子もいると思うので、『保健体育』での『性』の授業は必要です。
○ 私は、キワドイ性教育は、必要ないと思います。キワドイ基準は、みなさんの【性】に対する考えに、温度差はありますが・・・
○ 過激な情報が氾濫したこんな時代ですが今の子供のすべてがおませではありません。まだまだ純な子もたくさんいます。勉強は一番遅れている子に合わせているのに性の問題だけトップレベルで教えるのでしょうか。私はやはりなだらかな教育を望みます。家庭でも機会があれば話せる場を作っていきたいです。
○ 私が子どもの時、犬を飼った経験があります。メスの犬でした。その交尾や出産を実際に見ることができました。その時、親が「いい性教育になった」と言ってたのを覚えています。
○ そう言うことや、愛のない行為は結局むなしいと言うことを教えるのは大事なことです、、もちろん家庭でも。純でなくても それぐらいは分からないでしょうか？分からないから、このような事態なのでしょうか？（援交・出会い系など）
○ 交尾する場面..............両ワンちゃん愛が有ったのだろうか
○ 犬には犬の愛があるようです。何日も私の家にかよって愛をはぐくんでいました。
人でいうなら、ロミオとジュリエットでしょうね。愛が実る時に、人間に水をかけられて・・・・。鳥のなかにも生涯同じつがいの種類がいます。やきもちもやくらしい。より人間的かもしれない。
○ 現実として、欲望だけの性、愛のない行為、商売目的の性が氾濫しており、中高生も巻き込まれつつあります。そこで、キツーイ消毒薬をふりかけようということでしょう。
○ 能動的に、毎日が「子育て」と考えてほしいです。また、性教育に「きわどい」とか「純」でくくるのは「？」です。「教えなければならないことは教える」で良いのではないでしょうか。
○ なにより、子どもが聞く耳を持つ時に話さないといけない。テレビなども利用できるでしょう。ペットの出産なども良い機会にもなるでしょう。ようするに、その機会を逃さないように常に子どもの教育に心を向けることが、重要だと思います。
○ 私の両親は、子供頃から今でもそうですが、子供の声【何で？こーなるの？】に対してきちんと答えを返し、躾け育ててくれました。【何で？】には、性教育も含み、何でも質問していました。子供は、親の振る舞いを、自分に取り込んで育つと思います。将来、私が親になる機会があれば、私の両親のように性教育を躾けの一部として教え、子育てをします。
○ 私の思いは、やはり「ラブ＆ボディ」までのことは、敢えてすべての中学生に教える必要はないということです。統計によると、約１割の中学生が性行為を経験しています。逆に８割の子供たちはそうしたこととは無縁に過ごしています。性は人間であるかぎり極めて大事なことです。少なくとも避妊や性病予防などの技術的なことから入っていってほしくはないのです。一方、その１割の子供たちについては、こうした冊子はほとんど無力であろうと思われます。すなわち健康な細胞には副作用が強く、患部には効き目のない薬でしかないと思われます。画一的な教育ではなく、一人ひとりの成長や思いを大切にしながら学んでいくことが大切であり、やはり親の役割は大きいものがあると考えます。なお「ラブ＆ボディ」は、大阪市では全中学校１２９校中、要望のあった５９校においてこれを本年６月に配布しましたが、回収はしていません。
○ 大人がお金のためだけに悪質なアダルト情報を流しつづけています。正しい知識より先に、間違った情報に触れることは避けなければならないでしょうし・・・・ それと、根本的な部分になりますが、例えば「初体験の時期が早くなっている」という事象について、では「適正な初体験の時期はあるのか？」と考えます（大きなお世話じゃないか、と・・・・）また「知識もなく」といいますが、皆知識が充分あって初体験に臨んだんでしょうか？そういうコンセンサス自体も定まらないし、正直そんなことをお役人に決められて冊子でくばられるなんてまっぴらごめんです。
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