2013-06-08
土曜日の早朝、国の来年度予算策定が始まるこの時期恒例の、国に対する大阪府の要望申し入れを今年も行った。
自民党が与党として勢いのあった頃、野党に陥落した時、知事とは立場を異にする今、再び政権復帰した今回と、いずれの折もそれぞれに難しさを含む要望会ではある。
大事な要望だけに、国会議員に対してあらかじめ内容説明を済ましておくように、セレモニーに終始することがないように、的はずれな議論とならないように、後のフォローを確認するように、など十分な準備を行いながら本番に望んだ。
今日の要望会の内容は、必ずしもはかばかしいものであったとは言えない。
肝心の要望内容についての議論が深まったとは言えない。
しかしながら、なかには要望の趣旨を理解いただき努力いただける心強い発言もいただけたし、要望を実現する上で有益な提案をいただくこともできた。
いずれも、大阪府のみならず、国と地方双方にとって必要で有益な提案であり、要望実現に向けた一層の理解と協力を得るべく、しっかりとフォローしていきたい。
（要望概要）
平成２６年度
国の施策並びに予算に関する最重点提案・要望
主要最重点要望
１．大都市圏の成長を通じた日本の再生
（１）大都市嫌悪競争環境の整備
・うめきた地区の整備 など
・国際総合戦略特区に係る環境整備 など
（２）都市基盤整備等の強化
・関西国際空港、阪神港、高速道路の整備 など
２．成長と安全・安心を支える国の形づくり
（１）防災・減債の推進と双眼型の国土構造の形成
・大規模災害への対応 など
（２）分権型の国の形への転換
①国と地方の役割分担のあり方
・税財源自主権の確立 など
②地方分権の推進
・改革の具体化 など
３）新たなエネルギー社会の構築に向けたエネルギー政策の推進
・原子力発電の安全性確保 など
最重点要望（個別項目）
・難病対策の推進 など１４項目
さらに今後、中小企業対策など各部局ごとの具体的項目をとりまとめ、個々に国に要望していく。
