今年も来ましたユリカモメ
2001.1.20

生野区を流れる平野川分水路に、今年もたくさんのユリカモメが飛来し、遠来の羽を休めています。　よく見かけるのは巽南３丁目付近。　１００羽以上が群れをなしてのんびり浮かんでいるかと思うと、揃って飛び立ち、空高く華麗な飛行ショーを見せてくれます。遠くシベリアから飛来したともいわれています。

かつての平野川は、ヘドロが溜まりガスが発生する汚い川でしたが、ここ数年の浄化努力により、水も随分きれいになり、いろいろな魚や大きな亀、時には鴨の夫婦も姿をみせるまでになりました。　そこへ、３年ほど前から、冬場にユリカモメが立ち寄ってくれるようになったのです。京都・賀茂川の冬の風物詩として紹介されるユリカモメが、私たちの川へきてくれる、うれしいじゃありませんか。

初当選直後の平成７年９月議会・本会議一般質問において、私はこの平野川の浄化を強く訴えました。　その後、平野浄水場で作られたきれいな処理水注入の工事が進み、平成９年にまず平野川分水路へ、さらに平成１２年にはポンプ場が完成し平野川本流へも、浄化水の強制注入が始まりました。　かつての死の川に生命がよみがえりつつあります。政治がひとつの役割を果たすことができたことを、私もたいへんうれしく思っています。

どうか、川にごみを捨てたり、汚水や油を流したりしないでください。どうか、鳥や魚や亀や虫たちをやさしく見守ってあげてください。私たちの街の川が、もっともっときれいになるよう、努力を続けていきます。