2016.06.13
毎年この時期に、国の施策、予算に対する要望会が実施される。
長く自民党が与党であった折から、大阪府と自民党府議会議員団が一緒になって、大阪府選出の自民党国会議員団に対して要望を行うものである。
かつては、塩川正十郎先生があらゆる施策に精通しておられ、さすがはと感心したことがあり、逆に、的はずれな国会議員の発言に落胆したこともあった。
公明党も、民主党（当時）も同様のことをされるように聞く。
また、自民党が下野した時には、悔しい思いをしながら実施したことを思い出す。
その、どの時期においても、大阪府と自民党大阪府議会議員団が一緒になり、要望の中身を共有し、共同要望として行ってきたが、今年は初めて、大阪府単独の要望となった。
大阪府が要望するＩＲ（カジノ）と２０２５万博について、詳細が定かではない、メリットデメリットが明かではない、府の財政負担も未定、経済界も消極的、府民の意見も分かれている、などから、容易には賛成できかねると申し入れたにも拘わらず、大阪府が強引に要望に組み入れたため、共同要望とはできなかったものである。
一緒に要望してくれ、応援してくれと言いながら、中身は勝手に決めると言われてはこちらも困る。
そもそも、政権与党の国会議員に対して、同じ党所属の府議会議員と大阪府がともに要望することに意義があるものであり、一致しないものを要望されても、国会議員団も困るのではないか。
その他の経済、防災、医療、福祉、地方分権などは一致しているだけに、残念な結果であった。
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